JSED 日本摂食障害学会
 

「摂食障害治療ガイドライン」発刊のお知らせ


 日本摂食障害学会は「摂食障害治療ガイドライン」を策定し,このたび書籍版を医学書院から出版しました。摂食障害に関して、学術団体が作成した初めてのガイドラインです。
 この策定にあたっては、摂食障害学会治療ガイドライン作成委員会で、日本で実際に行われている摂食障害の治療について現状を整理し、これをもとに委員長がガイドライン構成表を作成し、学会員を中心に多くの専門家に分担執筆していただきました。 読者対象は、精神科医、心療内科医、内科医、小児科医、産婦人科医、救急医、心理士、看護師、栄養士、社会福祉士、養護教諭などで、摂食障害治療の初心者や関心のある人たちも含んでいます。

 このガイドラインでは、初診時の見立てから治療の導入について詳しく記述しています。動機付けを含めた初期対応が重要なためです。各治療法に治療目標、治療導入時の注意事項、治療概要、経過中の評価事項などの内容を盛り込んでいます。また、治療効果判定、転帰、再発について、日本におけるエビデンスを中心に詳しく記述しています。摂食障害への医療や社会のサポートシステムが日本では立ち遅れているため、医療行政に関する内容も含めました。文献にエビデンスレベルを入れましたが、いかなる臨床研究のエビデンスにも限界があることを知った上で参考にして下さい。

 何よりも大切なことは、摂食障害治療にあずかる人たちに本ガイドラインを利用していただくことです。ガイドラインの適切な使用によって、診療の質が向上して無駄が減り、診療の効率化が期待されます。これは医療経済的にも資するところが大きいと思われます。
 出版に際しては医学書院の方々に、一方ならずお世話になりました。心より御礼申し上げます。

2012年3月
編者を代表して
中井 義勝

 

 
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